グラマシー・パーク

この街で唯一のプライベート・パークであるグラマシー・パークは、まさに安らぎの「島」ともいえる公園で、格調高く落ち着いた時代のニューヨークの姿をとどめています。鍵を開けてこの公園に入ると、静かで心地よい雰囲気があふれており、考えごとをしたり、新聞を読んだり、ちょっとした日光浴をするのには最適な場所です。この公園は、サミュエル・ラグルスという人が寄贈したものです。ラグルス氏は先見の明のあった土地開発業者で、過酷なニューヨークの街の喧騒に必要なくつろぎの場として、ロンドンにある活き活きとした広場を再現しようと考え、この区画を購入したのです。

この公園の周辺にはニューヨークで最も魅力的で貴重な建築物の数々があり、例えば、スタンフォード・ホワイトのザ・プレイヤーズ・クラブ(偉大な俳優のエドウィン・ブースが創設したクラブで、園内には彼の彫像があります)、ゴシック・

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リバイバル建築の傑作であるナショナル・アート・クラブ(かつてのニューヨーク州知事、サミュエル・ティルデン邸)、スタイヴェサント・フィッシュハウス(かつてジョン・バリモアが居住)、36 Gramercy Park Eastにあるテラコッタ外装が美しいネオゴシック建築(彫像が門番のように植え込みの上に配置されている)などが立ち並んでいます。グラマシー・パークではかつて、サイラス・フィールドが大西洋横断ケーブルを着想し、マーク・トウェインがビリヤードに興じ、8歳のジョン・F. ケネディが(どういうわけかこの街のどのリスよりも丸々と太って幸せそうな)リスを追いかけていました。

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